食事で美肌作りを心がけよう!【栄養課コラム】
秋から冬にかけて空気が乾燥しやすく、気温が低くなることから肌の水分は蒸発していきます。また、気温が低くなると、体温を保つために血管が収縮し、体温の低下を防ごうとするため、血流が悪化し肌まで栄養分が届きにくくなり、乾燥肌や肌荒れになりやすくなります。保湿クリームなどの外側からの対策も重要ですが、体の内側からも乾燥しない肌作りを心がけていきましょう。
☆美肌作りにおすすめの栄養素
〇たんぱく質:肉、魚、卵、大豆製品、乳製品など
〇ビタミンA:レバー、うなぎ、人参やホウレン草などの緑黄色野菜など
〇ビタミンB2:レバー、牛乳、緑黄色野菜など
〇ナイアシン:豚肉、かつお、まぐろ、たらこなど
〇ビタミンB6:かつお、まぐろ、鶏ささみ、バナナなど
〇ビオチン:卵、レバー、ししゃも、納豆など
〇ビタミンC:キウイ、イチゴ、柿、ブロッコリー、ピーマン、さつまいもなど
〇ビタミンE:ナッツ、かぼちゃ、アボカドなど
〇鉄:レバー、ひじき、卵、小松菜、ほうれん草など


☆腸内環境を良くしよう
腸内細菌は、肌の状態を整えるビオチンやビタミンB1などのビタミンを合成する役割も担っています。また、悪玉菌が増えると腸内でアンモニアなどの有害物が生産され、血液を介して全身に運ばれ、肌荒れを引き起こす原因にもなります。腸内環境を整えて肌荒れを防ぎましょう。
〇発酵食品(ヨーグルトや納豆、キムチ、甘酒)を積極的に摂る
〇食物繊維(さつまいも、ごぼう、海藻など)の多く含まれる食材を積極的に摂る
☆発酵食品と食物繊維を一緒に摂ると効果的です☆
〇こまめに水分補給する
〇朝食をしっかり食べて、毎朝排便する習慣にする

そのほか、睡眠不足や過度のストレス、エアコンによる乾燥した空間なども乾燥肌になる要因です。生活リズムを整え、乾燥肌対策を心がけてみてください。
栄養課